馬の骨

“イカ天って知ってるかい!?”

出演:小島藤子、深澤大河、ベンガル、桐生コウジ/脚本・監督:桐生コウジ/脚本:坂ノ下博樹、杉原憲明/製作・配給:株式会社オフィス桐生/DCP/アメリカンビスタ/5.1ch/91分 Ⓒ 2018オフィス桐生

過去(イカ天)にとらわれる男と、夢(歌手)を追いかける女のはじまりの前奏曲(プレリュード)

6月2日土よりテアトル新宿ほか全国順次公開

  • 「まもなく平成が終わる。平成元年、ボクは『イカ天』に出会い、運よく「審査員特別賞」を手にした。これで時代の流れにノッた! ボクはそう思ったが、時代にノレないまま30年の月日が経ってしまった。平成が終わる前に、ボクはこの映画を作らなければならない。そんな気がした。さようなら平成」桐生コウジ(映画『馬の骨』原案者)
  • 「アイドルと元ロッカーの奇妙な大人のメルヘンだと思って観ていたら、素晴らしい人生賛歌だった。生涯青春などという陳腐なものではなく、生きている自分の衝動を通念で抑え込むことが無意味だと気付かされる。正義や常識のふりをしたつまらぬ嫉妬など相手にしている暇はないのだ。何を始めるにも遅過ぎることはない。すべての人の、それぞれの納得が大事なのだと分からせてくれた。おっと気がつくサービス精神も小粋な、見逃す手はない作品だ。」松尾貴史(俳優)
  • 「映画は敗れざるものたちが携える「復活の剣」だ! 現実と物語は奇想天外にクロスし、女優誕生の瞬間、どこの馬の骨は、いかす映画の天国へ召されている!!」水道橋博士(芸人)
  • 「嗚呼、新宿JAM!何度も大学生だった90年代には通いました。95年、NONA REEVESの初ライヴも実はJAMです。なので、あのハコが想い出としてこういう形で残ったことは嬉しいです。キャストを知らずに見始めたので、昨年プロデュースした「夢みるアドレセンス」の志田友美ちゃんが出て来たのは、驚きました。友美ちゃんの役柄のキャラクターが普段の姿とどう違うのかは、お楽しみということで(笑)。」NONA REEVES 西寺郷太(ミュージシャン)

INTRODUCTION

2017年NHK朝ドラ『ひよっこ』で注目を集めた小島藤子が映画初主演、半年練習を重ねたギター弾き語りを披露。アイドルグループ「ツキノワ★ベアーズ」のメンバーとして、志田友美(夢みるアドレセンス)、茜屋日海夏(i☆Ris)、河上英里子(元A応P ZERO)といった現役アイドルと並び、歌とダンスにも挑戦した。その他の出演者も、深澤大河、ベンガル、しのへけい子、信太昌之、黒田大輔、大浦龍宇一など個性的な面々が揃う。信太と黒田はバンド経験者、劇中ライブで二人が実際に演奏しているのも見どころのひとつである。『イカ天』の顔として知られる萩原健太(音楽評論家)と石川浩司(元たま)も特別出演、往年のファンには嬉しい共演が実現。ライブシーンは、桐生が18歳の時に初ライブを行った「新宿JAM」(※2017年末閉館)で撮影。幼少期を過ごした千葉県山武市、前作『ディアーディアー』で滞在した栃木県足利市など、思い出深い各地でロケーションを実施(2017年11~12月)。

イカ天バンド「馬の骨」の桐生コウジが自身の体験を基に脚色

馬の骨 うまのほね

1983年、RCサクセションのコピーバンドとして発足。翌年から「仏教」「不潔」などのシュールなオリジナル曲でライブ活動開始。シャネルズやサザンオールスターズを輩出したヤマハのバンドコンテスト「East West’86」本選出場を経て、1989年に『イカ天』出演。老婆をメンバーとして登場させる演出がウケ、審査員特別賞受賞。

イカ天 いかてん

1980年代後半の第二次バンドブームの火付け役となった伝説のテレビ番組、TBS『三宅裕司のいかすバンド天国』のこと。通称『イカ天』は、1989年「新語・流行語大賞」流行語部門で大衆賞を受賞、社会現象にまでなった。主な出身バンドにBEGIN、たま、人間椅子、JITTERIN’JINN、カブキロックス、FLYING KIDS、マルコシアス・バンプ、BLANKEY JET CITY。司会は三宅裕司と相原勇。審査員に萩原健太、中島啓江、内藤陳、湯川れい子など。

STORY

自称音楽家と元アイドルのオフビート音楽コメディー

工事作業員の熊田(桐生コウジ)は元イカ天バンド「馬の骨」メンバー。作業現場でトラブルを起こし解雇され、家賃1万5千円の格安シェアハウスに転がり込む。アイドルのユカ(小島藤子)、ヲタク大学生の垣内(深澤大河)、キノコ狩りが趣味の宝部(ベンガル)、のんきな大家(しのへけい子)との奇妙な共同生活が始まる。住人たちから「職業は?」と問われた熊田は、つい「音楽関係」と口走ってしまう。アイドルを卒業し密かにシンガーソングライターを志していたユカは、熊田へのアプローチを開始する。やがて、熊田の正体が発覚し──。夢を放棄して30年間、いまだ鬱屈とした日々を送っている中年男が、一途に夢を追い続ける若者との出会いによって、青春の後悔にケリをつけようと再起を図る。

CAST & STAFF

桜本町ユカ役 小島藤子

1993年、東京都出身。2008年『キミ犯人じゃないよね?』で女優デビュー、『小公女セイラ』の真里亜役で注目を集める。映画では『書道ガールズ!!わたしたちの甲子園』『青空エール』『氷菓』などに出演。2017年NHK朝ドラ『ひよっこ』の寮長役は記憶に新しい。

熊田美津夫役/脚本・監督 桐生コウジ

1965年、東京都出身。イカ天バンド「馬の骨」解散後、俳優に転身、『座頭市』『アウトレイジ最終章』『BROTHER』『監督・ばんざい!』などの北野映画に出演。プロデュース作品に『市民ポリス69』『ディアーディアー』。劇場映画三作目となる本作では脚本・監督も担当している。

TRAILER

  • 特報
  • 予告編

THEATERS

[ 2018年7月5日更新 ]

地域 公開日 劇場
東京 6月2日[土]~22日[金]、24日[日]~28日[木] テアトル新宿
神奈川 6月23日[土]~29日[金] 横浜シネマリン
群馬 8月18日[土]~24日[金] シネマテークたかさき